新居に入居するとき、やらなくてはいけないことや準備するものが多すぎて「何から手を付けたらいいのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、スムーズな引っ越しがしたいカップルに向けて、引っ越しに向けてやるべきことや準備するものなど、引っ越しのアレコレを徹底解説してきます。
バタバタしなくて良いように、あらかじめしっかり準備して引っ越しに備えましょうね。
新居引っ越しのやることリスト【タイミング別】
まずは引っ越しに向けて、「具体的に何をしなくてはならないのか」「どんな物が必要なのか」を必要なタイミングに分けて整理してみましょう。
ちょっと面倒に感じても、アウトプットしておくことで頭の中も整理でき、ふたりで分担したり協力もしやすくなるので、非常にオススメです。

やることリストは紙に書き出しても良いし、GoogleのスプレッドシートやToDoアプリを使うとリアルタイムで共有できるから便利ですよ。
①新居の入居前・引っ越し前にやることリスト
▼引っ越し前にやること
1 | 引っ越し日を決める |
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2 | 現在の住まいの退居届 |
3 | 運び込む荷物を把握 |
4 | 引っ越し業者探し・相見積もりを取る |
5 | 契約関係(水道・ガス・電気・インターネットなど)の 閉栓や解約手続き |
6 | 使わないものから荷造りを開始する |
7 | 現在住所がある役所へ届け出を出す |
8 | 郵便物の転送届 |
引っ越し当日に向けて、各種手続きを行いながら荷造りを進めていきましょう。
また引っ越し前に新居の寸歩を計っておき、あらかじめレイアウト図を作っておくと、当日の荷物運び込みの際に失敗がありません。

本格的に入居する前に新居に入れるなら、部屋のキズや不具合も確認しておきましょう。もし見つけたら、日付がわかるように写真を撮っておくと、退居する際に修繕費を請求されても「入居前からあった」と証明できますよ。
事前のスケジュール管理と、変更手続きが必要なことをしっかりチェックすることを忘れないようにしましょう。
②新居引っ越し当日にやることリスト
▼引っ越し当日にやること(旧居)
1 | ガス・水道・電気などの停止を確認 ブレーカーは自分で下ろしてから退居する |
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2 | 最後の掃除と忘れ物が無いかしっかりチェック |
3 | 管理人さんや大家さん、 近所の人への挨拶 |
▼引っ越し当日にやること(新居)
1 | ガス・水道・電気などの開栓を確認 |
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2 | 荷物を搬入しながら、買い足しが必要なものを チェックしていく |
3 | 近所の人への挨拶 |
引っ越し当日は、新居に運び込まれた荷物を整頓することに集中しましょう。
搬入中はとにかく荷物が紛れ込みやすいので、取り出しやすいところに以下の物を用意しておくと便利です。
- 持ち歩き用のバッグ
- 貴重品(財布・通帳・クレジットカード・契約書類などの大切な書類)
- モバイルバッテリー
- 筆記用具(マジックもあると便利)
- カッター・ハサミ・ガムテープ・軍手・ゴミ袋など
- 近所への挨拶に持っていく品
③新居引っ越し後にやることリスト
▼引っ越し後にやること
1 | 転居届国民年金など行政の各種手続き |
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2 | クレジットカード・通販サイトなどに登録した住所の 変更手続き |
3 | 運転免許証など車・バイクの登録情報の変更 |
引っ越しが終わった後は、さまざまな登録情報の変更手続きが重なってくるでしょう。
通販サイトの登録住所やクレジットカードなど、細かいものも合わせて変更漏れがないようにリスト化してチェックした方が安心です。

特に姓が変わる女性は、タイミングが一致するのであればまとめて変更をしていくと二度手間になりませんよ。
新居でやることリスト【掃除編】
▼新居の掃除まとめ
キッチン | 水垢防止のためにシンクにコーティングをかけたり、黒カビ防止の 工夫を施す。油汚れが付着しやすいところにはカバーを設置する。 |
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トイレ | 便器にコーティングをかけて汚れの付着を防ぐ。 タンク周りや目地にはホコリが溜まりにくいようにマスキングテープを貼る。 |
お風呂場 | 防カビ剤を使用して、カビの発生を防ぐ工夫をする。 鏡には曇り止めを施すと便利。 |
天井・壁 | 家具が設置されていない内に、専用のクロス等で拭き掃除をする。 照明器具の上も忘れずに。 |
床 | 雑巾等で水拭きをしてホコリを落としていく。 畳の場合は乾拭きで目地にそって拭き取っていく。 |
入居前にハウスクリーニング済みの物件であっても、汚れが残っている可能性がありますし、入居までに時間が経過していればホコリも溜まります。
家具がまだ十分に入っていない段階でしっかり細部まで掃除をしたり、今後の掃除をラクにする工夫をしておきましょう。
新居のキッチンでやること
▼本格的にキッチンを使う前にやっておくこと
- シンクのコーティング
- 換気扇にフィルターを付ける
- グリル奥にある排気口にカバーを付ける
- グリル周辺に汚れ防止シートを設置する
- コーキングをマスキングテープで保護する
- コンロのフチの隙間を専用テープでふさぐ
- 冷蔵庫や食器棚の下に専用マットを敷いて
床を保護する
以上をあらかじめて施しておくと、壁やグリル本体に頑固な汚れが付着しずらく、日々の掃除がとっても簡単になります。
しかも長い期間キレイな状態をキープできるので、ひと手間加えておきましょう。

イヤな排水溝掃除をラクにするには市販の「ヌメリ取り」を置くか、アルミホイルを丸めて2・3個排水溝のゴミ受けに置いておくと、ヌメリが付きにくくなりますよ。
新居のトイレでやること
▼新居のトイレにしておくと便利な工夫
- トイレのコーティング
- コーキングをマスキングテープで保護する
- 隙間がある場合はコーキング剤でふさぐ
- 換気扇にフィルターを付ける
特に汚れが付着しやすく目立ちやすい便器は、置き型などの洗剤の他に、あらかじめコーティングをしておくととっても効果的です。
また、キッチンと同様にコーキング部分をマスキングテープで保護しておくとホコリとカビ対策になるので、ぜひ試してみてください。
新居のお風呂でやること
▼新居のお風呂にしておくと便利な工夫
- 防カビ剤を使っての黒カビ防止
- 鏡に曇り止めを施す
- 排水溝にゴミ受けを設置
(ステンレス製が殺菌効果があってオススメ)
お風呂場での最大のポイントは、入居してすぐに黒カビ対策をしっかりするということ。
煙剤タイプのものだと一度使用すると2~3か月程度効果が持続し、高い効果が期待できます。
お風呂場には水気や湿気が出来るだけとどまらないようにしっかり工夫をすることで、長くきれいな状態を保つことができますよ。
新居に必要なものリスト
新しい生活には何かと必要なものが沢山あり、いざ必要となって「アレが無い!」「コレが足りない!」と困ってしまうものです。
以下のリストを参考にして、「困った!」を回避するために役立ててくださいね。
▼引っ越し初日に最低限用意しておくもの一覧
- 掃除道具(掃除機・ほうき・
ウェットシート・雑巾・ゴミ袋) - 荷解き用の道具(ハサミ・カッター・軍手・
ガムテープなど) - 照明器具(備え付けが無い場合)
- カーテン
- 寝具
- トイレットペーパー
- タオル類
- 洗面用具(シャンプー・ボディソープ・
歯ブラシ) - 肌着などの着替え
- 割りばし・紙コップ・紙皿
- スマホの充電器
- スリッパ
十分な荷解きが出来ない場合のことを想定して、最低限生活ができるだけのアイテムはあらかじめ用意しておく方が安心です。
日用品
引っ越し当日に必ず用意しておきたいものとして、トイレットペーパーや洗面用具などの「生活必需品」や、女性の場合は基礎化粧品などのメイク用品もすぐに取り出せるようにしておいた方が良いでしょう。
ふたり分の荷物をわずかな時間で荷解きするのはなかなか大変です。
生活をするために、最低限必要だと思うものを抜粋して確保しておくように心がけましょう。

トイレットペーパーなど、かさばる日用品を持ち出したくない場合は、あらかじめ通販で購入し、宅配便で日時指定して送ってもらう方もいますよ!
掃除用品
▼初日以降にあると便利な掃除道具
全体 | 雑巾(水拭き用・空拭き用) バケツ ほうき・ちりとり・掃除機 フローリング用シート 害虫対策グッズ |
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お風呂場 | 排水溝用洗剤 カビ取り用塩素洗剤 バスタブ用洗剤・スポンジ |
トイレ | トイレ用洗剤・ブラシ トイレ用ウェットシート |
キッチン | 油汚れ用洗剤 タワシ |
新居に入居する際、大きな家具を搬入する前に一通り掃除をしたいと考えている方も多いはずです。
そんな方は、ほうきやちりとり、雑巾といった基本的な掃除道具を忘れずに持ち込むようにしましょう。
ただし、引っ越し当日に全ての部屋を徹底的に掃除をするのは時間的に非常に難しい場合がほとんどです。
管理人さんの許可が出るようなら入居前に少しずつ掃除を進めておくと、入居当日の負担が軽くなるので確認をしてみましょう。
キッチン用品
▼基本的なキッチン用品
- 鍋
- フライパン
- 包丁
- まな板
- ボウル・水切りカゴ
- キッチンツール(おたま・フライ返し・
菜箸など) - スポンジやスポンジ受け・洗剤
- 三角コーナー
- キッチンタオル・ラップ・アルミホイル
旧居からの持ち出し用品がある場合は、最低限の調理道具が揃っていることがほとんどだと思います。
食器類やカトラリーについては、ペアの物を揃えたり新しい物を取り入れる場合も多いでしょうから、徐々に気に入った物を買い集めて行きましょう。
家具・インテリア用品
▼揃えて行きたい家具・インテリア用品
- ダイニングテーブル・チェア
- ソファー・センターテーブル
- テレビ台
- 食器棚
- 衣類等の収納棚
- シューズボックス
- カーテン
- カーペットやラグ
- 時計
- ゴミ箱
ふたりの新しい生活がスタートするので、家具やインテリア用品を一身したいと考えているカップルも多いのではないでしょうか。
種類を挙げるときりがありませんが、まずは生活を豊かにする必要最低限の家具から徐々に揃えて部屋を作っていきましょう。
家電
▼買い揃えて行きたい最低限の家電
- 冷蔵庫
- 電子レンジ・オーブントースター
- 炊飯器
- 洗濯機
- テレビ
- 掃除機
- アイロン
- エアコン
- 照明機器
- ドライヤー
今では生活必需品となった家電も、新しい生活と共に一新したり追加で購入を検討する重要なアイテムです。
冷蔵庫など、利用する人数に応じてボリュームアップの必要が出てくるものもあるので、適切なサイズをチェックしていきましょう。
新居で必要なもの|100均・ダイソーで買った方が良いグッズは?
▼引っ越し時や新居で活躍してくれるもの
梱包道具 | カッター・ハサミ マジック ビニール紐 マジックペン 圧縮袋(衣類・布団) 梱包用クッションシート・エアマット |
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掃除道具 | ぞうきん ウェットシート(フローリング・トイレ) メラミンスポンジ ゴミ袋 |
新居用 | 換気口のフィルター 排水溝用のゴミ受け グリルの隙間汚れガード マスキングテープ 食器棚シート 耐震マット エアコン排水ホース用防虫キャップ キッチンツール |
最近の100円ショップは非常にクオリティや品質が高いので、引っ越し前に掃除道具や収納アイデア商品などを購入しておくと非常に活躍してくれます。
引っ越しは何かと費用が掛かるものです。
ダイソーの豊富な品揃えを上手く利用して、上手に節約をしましょう。
新居で必要なもの|一軒家の引っ越しで必要なものは?
基本的な生活必需品は賃貸マンションやアパートに引っ越す際と変わりませんが、より正確な配置図を準備しておいた方が当日パニックになりにくくなります。
一戸建てとなると、上記より広い間取りや多い部屋数であることが大半かと考えられます。
どの部屋に何を置くか、買い足すかというレイアウト図を書いておき、搬入の際もレイアウト図を元に引っ越し業者さんに指示を出しましょう。

さらに「新築」の場合はカーテンレールや照明など、賃貸なら備え付けられていることが多い道具がありませんので、必ず用意してくださいね。
新居で必要なものにかかる予算はどれくらい?
新居で必要なインテリア・家具・家電を買い揃える際の平均予算は約60~70万円程度といわれています。
▼平均予算の内訳
家電の平均予算 | 37.8万円 |
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家具・インテリア用品の平均予算 | 31.5万円 |
家具や家電は元から使っていたものをそのまま利用したり、有名インテリア用品のお店で新生活向けの商品を上手く購入することで安く抑えることもできます。

引っ越しに掛かる総額の平均は家賃や引っ越しの内容によって異なりますが、おおよそ100~120万円程度の場合が多いようです。しっかり結婚前に資金を貯めておきましょう。
まとめ
ここまで新居への引っ越しにやっておくべきことや、必要なアイテムを一挙にご紹介してきました。
- 引っ越し前には当日を想定した綿密な段取りをしておく
- 配置図や必要なものリストを書き出してタスク化する
- 日々の掃除を楽にする工夫を、できるだけ早めに施す
- 新居ですぐに生活ができるように、最低限用意しておくものをしっかり把握する
- 引っ越しには総額100万円程度が必要なので、生活雑貨や消耗品は100円ショップを上手く利用する
引っ越しのように一大イベントには、暦(こよみ)の良し悪しを重要視する場合もあります。
新居への引っ越しに適さない暦について、詳しく解説している記事もオススメです。
こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
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